給油のたびに前後250kPaに揃え、「これで完璧だ」と信じて疑わなかった私。しかし、その絶対的なルールを変えるきっかけは、実はタイヤとは全く関係のない「エンジンオイル交換」から始まりました。

ショック!冷房の燃費悪化影響がデカすぎる

ある日、エンジンオイルの粘度を5W-30からソリオの推奨粘度である「0W-16」へ変更しました。よりサラサラなオイルにしたことで、さぞ燃費が良くなるだろうとウキウキしながら最初の燃費計測をしたのですが……私は静かにショックを受けていました。

燃費が思ったより伸びないどころか、グラフ上ではオイル粘度変更前よりもむしろ燃費が悪化しているのでは?と思えてしまうほどの推移を示していたのです。

「冷房を使わなければいい」と言うのは簡単ですが、小さい子供がいる我が家では、熱中症のリスクを考えると絶対に取れない選択肢です。冷房対策は別途考えるとして、「今すぐ何らかの燃費対策を追加で打たなければ!」という焦りが頭を駆け巡りました。

そうだ、前タイヤも「+30kPa」してみよう

そこで思い出したのが、タイヤの空気圧です。

当時の私の設定は「前後とも250kPa」。ソリオの指定空気圧は【前250kPa / 後220kPa】なので、後ろは指定より+30kPa高い状態でしたが、特に問題なく走れていました。

「後ろが+30kPaで問題ないなら、前タイヤも指定から+30kPaして『280kPa』に合わせても問題ないのでは?」

わらにもすがる思いで、次の給油の際、ガソリンスタンドで前タイヤを280kPa、後ろを250kPaに合わせて走ってみることにしました。

異次元のスムーズさ。今までが間違っていた!?

ガソリンスタンドから車を出した瞬間、思わず声が出ました。

「えっ、軽い!!」

まるで今まで感じていた加速の鈍さ、車が後ろに引っ張られるような重たさが綺麗に払拭されたのです。心配していた乗り心地も特に固くありません。
まるで車が「これが本来の姿だよ。今までが苦しかったんだよ」と語りかけてきているようでした。

あまりにも不思議だったので、答え合わせのためにAI(Gemini)にこう質問してみました。

私からの質問:

「前250kPa、後220kPaが指定空気圧のところ、前280kPa、後ろ250kPa入れるのって多すぎかな?前提としてガソリンスタンドまで行ってタイヤが暖まった状態で空気圧合わせてるよ。」


Geminiからの回答:

「結論から言うと、『タイヤが温まった状態(走行直後)』であることを考慮すれば、その数値はちょうどいい、あるいは少し高めくらいの設定です。決して多すぎて危険というレベルではありません。」

ソリオの足を引っ張っていたのは「私」だった

この回答を見て、私は初めて自分が根本的な勘違いをしていたことに気が付きました。

車のドアに書いてある「指定空気圧」は、タイヤが完全に冷え切った状態(冷間時)の値だったのです。つまり、ガソリンスタンドまで自走してタイヤが温まった状態(温間時)でピッタリ250kPaに合わせてしまうと、翌朝タイヤが冷えた時には、空気が収縮して250kPaを大きく下回ってしまいます。

ソリオを購入してから1年弱。私は燃費性能を最大限に引き出しているつもりで、実はフロントタイヤをずっと「指定空気圧以下の空気圧不足」で走らせていたのです。

  • 「マイルドハイブリッドだから、ストロングハイブリッドほどのモーターアシストがなくて加速が鈍いのは仕方ない」
  • 「車高が高いトールワゴンだから、カーブで車体がグラッと傾くのは仕方ない」

そんな風に車のせいにして勝手に思い込んでいましたが、現実は違いました。すべては私の空気圧管理が間違っていたから。ソリオの足を引っ張っていたのは、他の誰でもない私自身でした。

温間時の空気圧って、信用できるのか?

前を280kPaに合わせたソリオは、今までとはまるで別物の軽快な車になりました。
「これからはガソリンスタンド(温間時)で前後+30kPa(前280 / 後250)の空気圧を入れよう!」と心に誓いかけたその時、私の中にふと新たな疑問が湧き上がりました。

「温間時のタイヤ温度って、ガソリンスタンドまでの距離で変わるんじゃないか?」

「雨が降って路面が冷たかったら?」

「真冬と真夏でも、温まり方は全然違うはずだ……」

そう、冷間時と温間時の空気圧の差は常に一定ではありません。
つまり、本当に自分が狙った通りの完璧な空気圧に合わせたいのであれば、ガソリンスタンドではなく、自宅でタイヤが完全に冷えている時にエアゲージで測り直す必要があるという結論に行き着いたのです。

私は迷わず、減圧機能が付いた「マイ・エアゲージ」の購入を決意しました。

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