青い水温警告灯が消えたら暖機完了?実はまだ早い理由
多くの車には、エンジンが冷えている時に青い水温警告灯が表示されます。 このランプが消えると「暖機が終わった」と思っている人も多いのではないでしょうか。
しかし実際には、青い水温警告灯が消えた時点で車全体の暖機が完了しているとは限りません。 特にCVT車では、燃費に大きく関係するCVTF(CVTフルード)がまだ冷たい状態であることが多いのです。
青い水温警告灯は何を示しているのか
青い水温警告灯はエンジン冷却水の温度が低いことを知らせるランプです。
つまり、このランプが見ているのは次のものです。
- エンジンの冷却水温度
逆に言えば、次の温度は監視していません。
- エンジンオイル
- トランスミッションオイル
- CVTF(CVTフルード)
そのため青いランプが消えた=車全体の暖機完了とは言えないのです。
青いランプが消える温度の目安
車種によって多少違いはありますが、青い水温警告灯はおおよそ水温40〜60℃程度で消灯することが多いです。
これは「冷えすぎ状態ではなくなった」という意味であり、 エンジンが完全に暖まった状態ではありません。
エンジンの安定した作動温度はおおよそ80〜90℃前後です。
CVT車ではCVTFの温度も重要
CVT車ではCVTF(CVTフルード)の温度が燃費に大きく影響します。
CVTFは低温時に粘度が高くなるため、次のような損失が増えます。
- 油圧ポンプ負荷
- プーリー摩擦
- 内部流体抵抗
つまりCVTFが冷たい状態ではCVTの内部抵抗が大きくなり、燃費が悪化します。
青い水温ランプが消えた時点では、CVTFはまだ十分に温まっていないことが多いです。
アイドリング暖機ではCVTFが温まりにくい
アイドリング状態ではトランスミッションにほとんど負荷がかかりません。
そのためCVTFはあまり温まらず、暖機効率が良くありません。
一方で穏やかな走行を行うと、トルクコンバーターやプーリーが働くことでCVTFが効率よく温まります。
このため現在の車では長時間のアイドリング暖機よりも暖気走行が推奨されています。
おすすめの暖機方法
現代の車でおすすめされる暖機方法は次の通りです。
- エンジン始動
- 10〜20秒ほど待つ
- 穏やかに走行開始
- 数分間は急加速を避ける
この方法ならエンジンだけでなくCVTFも効率よく暖機できます。
まとめ
- 青い水温警告灯は冷却水温度のみを見ている
- 消灯しても車全体の暖機が完了しているわけではない
- CVT車ではCVTFの暖機も燃費に影響する
- 短時間アイドリング後の暖気走行が合理的