オールシーズン・スタッドレス・チェーンどれが得?雪の少ない地域の最適解
雪がほとんど降らない地域では、冬タイヤをどうするか悩む人が多いと思います。
- オールシーズンタイヤ
- サマータイヤ+スタッドレス
- サマータイヤ+チェーン
どれもメリットがありますが、コスト・燃費・手間・安心感を総合的に考えると評価は意外と変わります。 この記事では雪の少ない地域を前提に、3つの方式を冷静に比較します。
まず理解したい:各方式の構造
| 方式 | 必要な装備 |
|---|---|
| オールシーズン | オールシーズンタイヤ1セット |
| スタッドレス併用 | サマータイヤ + スタッドレスタイヤ |
| チェーン併用 | サマータイヤ + チェーン |
スタッドレス方式だけはタイヤが2セット必要になるため、どうしても初期コストが高くなりやすい構造です。
総合比較
| 比較項目 | オールシーズン | スタッドレス併用 | チェーン併用 |
|---|---|---|---|
| 保管コスト | なし | 控えタイヤ | チェーン |
| タイヤ交換 | なし(※) | 年2回 | なし(※) |
| 雪道性能 | △ 軽い雪まで | ◎ 非常に強い | ○ 条件付き |
| 凍結路性能 | △ | ◎ | ○ |
| 燃費 | ○ | ◎夏季/△冬季 | ◎ |
| 突然の雪 | ◎ 対応可 | ◎ 対応可 | × 装着が必要 |
| 心理的安心感 | ◎ | ◎ | △ |
※ タイヤローテーションを5000kmごとに行う場合、スタッドレス併用と同様に脱着回数は年2回になるため、交換工賃の差は意外と小さくなります。
5年間のコスト試算(165/65R15例)
現行ソリオなどで多い 165/65R15 サイズの価格帯を参考に、おおよそのコストを試算します。
前提条件は年間走行距1万km、タイヤ寿命は4万km、ガソリン価格150円/L、サマータイヤ燃費15km/L、オールシーズン燃費低下率4%、スタッドレス燃費低下率7%、年間の33%の期間をスタッドレスを使用する、年間降雪回数は1回とします。
| 項目 | オールシーズン | スタッドレス併用 | チェーン併用 |
|---|---|---|---|
| タイヤ代(※1) | 約9〜11万円(※2) | 約7〜9万円(※3) | 約6〜8万円(※2) |
| 初回ホイール代 | 0円 | 約3万円〜(※4) | 0円 |
| チェーン代 | 0円 | 0円 | 約1〜2万円 |
| 保管費用 | 0円 | 約4〜8万円(※5) | 0円 |
| 燃料費 | 約52.1万円 | 約51.2万円 | 約50万円 |
| 合計 | 約61.1〜63.1万円 | 約65.2〜71.2万円 | 約57〜60万円 |
- ※1: タイヤ交換工賃は含んでいません
- ※2: 4万km交換なので2回分の価格です
- ※3: サマー3.35万kmで交換基準に達していないので、それぞれ1回分の価格です
- ※4: ホイールを使い回し毎回組み替えを行うことも可能ですが、タイヤ寿命を著しく低下させエア抜けが起き安くなるので別ホイールを購入することをオススメします
- ※5: 自宅保管など有料の保管サービスを使用しない場合は0円になります
雪が少ない地域のおすすめ
| 使用状況 | おすすめ |
|---|---|
| 年に1回降るかどうか | サマータイヤ + チェーン |
| 年に数回降る | オールシーズン |
| 雪国へ行くことがある | スタッドレス |
チェーン方式のデメリット
サマータイヤ+チェーンはコスト面では非常に優秀ですが、以下のデメリットがあります。
- 雪の中で装着する必要がある
- 速度制限がある
- チェーン寿命がある
- 出先で降雪に遭うなど装着を忘れると対応できない
- 装着ミス、チェーンが壊れるなどのリスクもある
一方でスタッドレスやオールシーズンはいつ雪が降ってもそのまま走れるため、心理的な安心感は大きいです。
結論:コスパと安心感のバランス
雪が少ない地域では、総合的には次のような評価になります。
コスト重視
- サマータイヤ + チェーン
- オールシーズン
- スタッドレス併用
安心感重視
- スタッドレス
- オールシーズン
- チェーン
自分の住んでいる地域の降雪頻度と、雪道を走る可能性を考えて選ぶのが最適です。